プランは実質7段階ある
Gemini(ジェミニ)はGoogleが提供する生成AIで、無料でも使えます。
ただし有料プランの体系は、公式サイトを徹底的に見ていかないと全体像がつかめない作りになっています。
多くの解説記事は「無料・Plus・Pro・Ultra」の4段階として説明しています。
しかし公式サイトの表示を実際に確認すると、選べる選択肢は7つあります。
| プラン | ストレージ | 月額 | Gemini の使用量 | 1GBあたり |
|---|---|---|---|---|
| Google One Basic | 100GB | 290円 | —(AI機能なし) | 2.90円 |
| Google One Standard | 200GB | 440円 | —(AI機能なし) | 2.20円 |
| Google AI Plus | 400GB | 725円 | 無料版の2倍 | 1.81円 |
| Google AI Plus見落とされがち | 2TB | 1,450円 | 無料版の2倍 | 0.72円 |
| Google AI Pro | 5TB | 2,900円 | 無料版の4倍 | 0.58円 |
| Google AI Ultra 5x | 20TB | 14,500円 | Proの5倍 | 0.72円 |
| Google AI Ultra 20xカードに出ない | 30TB | 32,000円 | Proの20倍 | 1.07円 |
1日に何回使えるといった絶対的な回数は公表されていません。
回数を具体的に書いている記事もありますが、公式の裏付けは確認できませんでした。
金額は2026年8月2日に公式サイトで確認した表示価格です。
使用量あたりの単価で比べる
金額だけを並べても、高いか安いかは判断できません。
同じ使用量を得るのにいくらかかるかで比べると、構造がはっきりします。
ただし公式の表記は、プランによって基準が違います。
| プラン | 公式の表記 |
|---|---|
| AI Plus | 「2x」(AIサブスクリプション未登録の場合と比較) |
| AI Pro | 「4x」(同上) |
| AI Ultra 5x | 「Pro プランの 5 倍」 |
| AI Ultra 20x | 「Pro プランの 20 倍」 |
Ultraだけ「無料版比」ではなく「Pro比」で書かれています。
そこで基準をそろえるため、Proの4倍にUltraの倍率を掛けて無料版基準に換算しました(Ultra 5x=4×5=20、Ultra 20x=4×20=80)。
公式が示しているのは「Proの5倍」「Proの20倍」までで、無料版比で何倍になるかは書かれていません。
比較のために当ページで換算した値です。
実際の上限は機能ごとに異なる可能性があります。
換算した結果が次の表です。
| プラン | 月額 | 無料版を1としたときの使用量 (当ページで換算) | 使用量1あたりの単価 |
|---|---|---|---|
| Google AI Plus | 725円 | 2 | 363円 |
| Google AI Pro | 2,900円 | 4 | 725円 |
| Google AI Ultra 5x | 14,500円 | 20(Proの5倍) | 725円 |
| Google AI Ultra 20x | 32,000円 | 80(Proの20倍) | 400円 |
Ultra 5xは「量が5倍ほしい人」向けであって、割安になるプランではありません。
ここから読み取れることは3つです。
- 使用量あたりで最も安いのはPlus(363円)。少ししか使わないなら、Proへ上げる必要はありません
- ProとUltra 5xは単価が同じ(725円)。Ultra 5xは「割安になるから」ではなく「量が足りないから」選ぶプランです
- Ultra 20xだけが単価400円に下がる。使い切れる人にとっては、Ultra 5xより効率がよくなります
Ultra 20xは月32,000円です。
Proの20倍の使用量を実際に消費できる人でなければ、単価が下がるという話は成立しません。
上のプランほど割安に「見える」のは、使い切った場合の計算だからです。
Google Oneを使っているなら差額285円
Geminiの有料プランは、Google Oneのストレージプランと同じ画面に並んでいます。
これはすでにGoogle Oneを契約している人にとって、実質的な負担が小さいことを意味します。
| いまの契約 | 月額 | AI Plus 400GBに上げると | 差額 |
|---|---|---|---|
| 契約なし(無料15GB) | 0円 | 725円 | +725円 |
| Google One Basic 100GB | 290円 | +435円 | |
| Google One Standard 200GB | 440円 | +285円 |
Google One Standard(200GB・月440円)を使っている人がAI Plusに上げると、差額285円でストレージが2倍になり、さらにAI機能が付いてきます。
写真のバックアップのためにGoogle Oneを契約している人は多いはずです。
その人たちにとって、Geminiの有料版は「新しく月725円払う」ではなく「月285円足す」という判断になります。
Google Oneの契約状況は、one.google.com またはGoogle Oneアプリで確認できます。
すでにStandard以上を契約している場合、AIプランへの変更は思っているより安く済みます。
Proの特典を単体価格で数えるといくらか
Google AI Proには、AI以外の特典が複数含まれています。
これらを単体で契約した場合の価格を並べると、次のようになります。
| Proに含まれるもの | 単体で契約した場合 | 出典 |
|---|---|---|
| YouTube Premium Lite | 780円/月 | YouTube公式の表示価格 |
| Google Health Premium | 1,000円/月 | 公式に「月額¥1,000」と明記 |
| Google Home Premium Standard | $10相当/月 | 公式に「月額$10相当」と明記 |
| Google Cloud クレジット | 毎月$10 | Google Developer Program経由 |
| Google One 5TB ストレージ | — | 単体プランなし |
| 合計(ストレージを除く・1ドル150円換算) | 約4,780円 | |
使わない特典は価値になりません。あくまで「全部使う人にとっては」という条件つきの計算です。
YouTubeを見ない人にとってYouTube Premium Liteの780円は価値になりません。
Fitbitや Pixel Watchを持っていない人は、Google Health Premiumを使えません(対象デバイスが必要です)。
Google Homeのデバイスがなければ、Home Premiumも同じです。
「自分が実際に使うものだけ」を数えてください。次の計算ツールで確認できます。
元が取れているか計算する
Google AI プラン 元が取れるか計算
いま使っている(または使う予定の)ものにチェックを入れてください。
単体で契約した場合の金額と、プラン料金を比べます。
そのプランに付いてこない特典は、自動的に選べなくなります(AI Plusには YouTube Premium などは付きません)。
ドル建ての特典は選んだ為替レートで換算します。
この計算で分かるのは、自分にとってのAI機能の実質価格です。
特典を何も使わないなら、払っている金額はそのままAIの対価になります。
逆にYouTube PremiumやGoogle Oneをすでに別契約しているなら、まとめたほうが安くなる可能性があります。
プラン別に何ができるか
金額の話が続いたので、ここで実際に何が使えるようになるのかを整理します。
Geminiの有料プランは、単にチャットの回数が増えるだけではありません。
Googleのアプリの中で使えるようになる
有料プランで最も体感が変わるのが、Gemini in Gmail・Googleドキュメント・スプレッドシートです。
これは無料版では使えません。
| 使えるアプリ | できること | 活用シーン |
|---|---|---|
| Gmail | 文面の下書きと校正、受信内容の要約 | 返信の下書きを一発で作る |
| Googleドキュメント | 下書きの作成、推敲、スタイルの調整 | 提案書や議事録のたたき台 |
| Googleスプレッドシート | 表やダッシュボードの自動作成、欠損データの補完 | 集計表を説明するだけで作る |
| Google Vids | 動画作成のサポート | 説明動画の下地づくり |
普段の業務がGoogleのアプリで完結している人ほど、この連携の効果は大きくなります。
別のタブでAIに聞いてコピーして戻る、という往復がなくなるためです。
調査を自動でやってくれる(Deep Research)
Deep Researchは、数百件のウェブサイトを自動でブラウジングして分析し、レポートを作る機能です。
公式の説明では「何時間もかかる作業が数分で完了する」とされています。
無料版でも制限つきで使えますが、有料プランではアクセスが拡大します。
調べものが多い仕事なら、ここが一番の判断材料になります。
動画・音楽・画像を生成する
生成系の機能はクレジット制になっており、プランによって配分が違います。
| クレジット | AI Plus | AI Pro | Ultra 5x | Ultra 20x |
|---|---|---|---|---|
| Google Flow(動画) | 200/月 | 1,000/月 | 10,000/月 | 25,000/月 |
| Google Flow Music(音楽) | 3,000/月 | 10,000/月 | 30,000/月 | 30,000/月 |
どの機能を使うかによって、適したプランが変わります。
動画のクレジットはProの1,000からUltra 5xの10,000へ、一気に10倍になります。
動画生成を本格的に使うなら、ProとUltraの差はここに出ます。
逆に音楽のクレジットはUltra 5xとUltra 20xで同じ30,000です。
音楽目的でUltra 20xまで上げる意味はありません。
ここが、金額だけを見ていると分からない部分です。
Ultra 20xはUltra 5xの2.2倍の料金(14,500円→32,000円)ですが、増えるのはチャットの使用量と動画クレジットであって、音楽は増えません。
自分が何に使うのかを決めてからプランを選ばないと、増えない部分にお金を払うことになります。
コーディング向けのエージェント機能
Geminiには、コードを書くための自動実行ツールが複数含まれます。
| ツール | 役割 | 対応プラン |
|---|---|---|
| Google Antigravity | 複数のエージェントを管理してコードを計画・生成・改良する | Plus以上(上限が段階的に拡大) |
| Jules | リポジトリに接続し、問題の確認やpull requestの下書きを自動で行う | Plus以上 |
| Google AI Studio | プロトタイプの作成・テスト・アプリ構築 | Plus以上 |
| Android Studio | エージェント型のAIアシスタント | Plus以上 |
コーディング用途では、ClaudeのClaude Codeが比較対象になります。
どちらもプランに含まれる機能で、単体契約はありません。
回答の上限に当たるとどうなるか
使用量の上限に達すると、その時点で最上位モデルが使えなくなり、下位モデルに切り替わるか、一定時間待つ必要があります。
Geminiの場合、上限に当たっても完全に使えなくなるわけではありません。
月に1〜2回しか当たらないなら、いまのプランで足りています。
毎日のように止まるなら、1段上げる価値があります。
「高機能そうだから」で上のプランを選ぶと、使い切れずに単価だけが上がります。
無料版でどこまでできるか
有料プランを検討する前に、無料版で足りるかを確認してください。
Geminiの無料版は、AIツールのなかでも制限がゆるいほうです。
| 項目 | 無料版 | 有料プラン |
|---|---|---|
| Gemini アプリの利用 | できる | 使用量上限が2〜80倍 |
| Proモデルへのアクセス | 制限あり | 拡大(Plus以上) |
| 画像の生成 | できる | 回数と品質が向上 |
| Deep Research(自動で調査してレポート作成) | 制限あり | アクセス拡大 |
| Gemini Notebook | できる | ノートブック数・ソース数が拡大 |
| Gemini in Gmail・ドキュメント | 使えない | 使える |
| 動画生成(Google Flow) | 使えない | クレジット制で使える |
| ストレージ | 15GB(Googleアカウント標準) | 400GB〜30TB |
調べものと文章作成が中心なら、無料版でかなりのことができます。
有料に上げる価値が出てくるのは、次のどれかに当てはまるときです。
- 無料版で上限に当たる回数が増えてきた
- GmailやGoogleドキュメントの中でGeminiを使いたい(無料版では使えません)
- 動画や音楽を生成したい(Google Flowのクレジットが必要です)
- Google Oneのストレージがそもそも足りない
いま3か月290円のキャンペーンがある
2026年8月2日時点で、Google AI Plusに割引が適用されています。
| プラン | 通常 | 3か月間 | 3か月の割引総額 |
|---|---|---|---|
| Google AI Plus 400GB | 725円 | 290円 | 1,305円 |
| Google AI Plus 2TB | 1,450円 | 290円 | 3,480円 |
ここで注意したいのは、どちらを選んでも3か月間は同じ290円という点です。
つまり容量の大きい2TBのほうが、割引の恩恵が大きくなります。
3か月試してみて合わなければ解約する、という前提なら、2TBを選ぶほうが同じ金額で多くを試せます。
この価格は2026年8月2日に公式サイトで確認したものです。
申し込む前に、必ず現在の表示価格を確認してください。
また試用期間の終了後は通常料金に戻ります。725円または1,450円の請求が始まる点を忘れないでください。
ファミリー共有なら1人あたり580円
Google AIプランは最大5人で共有できます。
公式ヘルプは「Google AI Proプランのファミリープランのメンバーは、AIの特典と機能を追加料金なしで利用できる」と説明しています。
| 人数 | Google AI Pro(2,900円) | 1人あたり |
|---|---|---|
| 1人で使う | 2,900円 | 2,900円 |
| 2人で共有 | 1,450円 | |
| 3人で共有 | 967円 | |
| 5人で共有 | 580円 |
家族でGoogle Oneを共有している世帯なら、1人あたり580円でAI機能とストレージが使えます。
これは他のAIツールにはない構造です。
ちなみにClaudeのTeamプランは最低2席からで、1人あたりの単価は下がりません。
人数で割れるという点は、Geminiの明確な利点です。
法人・組織で使う場合
ここは誤解が多いところです。
個人向けのプランと法人向けの仕組みは、まったく別に用意されています。
公式FAQに「Google AI のプランにお申し込みいただけるのは、個人の Google アカウントのみです」と明記されています。
Workspaceを使っている場合は、既存のサブスクリプションに対するGeminiのアドオンという別の枠組みになります。
会社のGoogleアカウント(独自ドメインのメールアドレス)でログインしている場合、この記事で説明しているプランは選べません。
組織としてGeminiを導入するなら、Workspace側の管理者に相談してください。
「Workspaceを使っているならGeminiは追加料金なし」と書いている記事もありますが、Workspaceのプランや契約時期によって扱いが異なります。
自社の契約内容を管理コンソールで確認するのが確実です。
法人向けの選択肢
| 形態 | 対象 | 申し込み方法 |
|---|---|---|
| 個人向け Google AI プラン | 個人のGoogleアカウント | Google Oneから自分で申し込む |
| Google Workspace の Gemini | 組織のWorkspace契約 | 既存のサブスクリプションへのアドオン |
| Gemini Enterprise | チーム・組織単位での導入 | 公式サイトから問い合わせ(要相談) |
公式サイトには「Gemini Enterprise アプリで、Google AI の最高の機能をチームや組織に導入しましょう」という案内があり、問い合わせ窓口が別に用意されています。
Enterpriseの料金は公開されておらず、規模や要件に応じた個別見積もりになります。
個人アカウントで契約すると、データの管理者が会社ではなく個人になります。
退職時にデータを引き継げない、業務データが個人の領域に残る、といった問題が起きます。
組織として導入するなら、Workspace側の仕組みかGemini Enterpriseを検討してください。
なお個人向けプランは18歳以上が対象と公式に記載されています。
名前が何度も変わっている
Geminiの有料プランは、これまでに何度か名称が変わっています。
古い記事を読むときは、この点に注意してください。
| 名称 | 何を指していたか | 現在 |
|---|---|---|
| Gemini Advanced | プラン名ではなく、有料プランに含まれていたサービス(機能)の名前 | この呼び方は使われていません |
| Google One AI プレミアム | Gemini Advancedを含んでいた有料プラン | 公式FAQに「Google AI プレミアム プランは、Google AI Plus に名称が変更されました」と記載 |
| Google AI Plus | 現在のプラン名(400GB・725円) |
ここで混乱しやすいのが、「Gemini Advanced」がプランの名前だと思われていることです。
実際にはプランに含まれるサービスの呼び名で、いまはその呼び方自体が使われていません。
公式FAQで確認できるのは「Google AI プレミアム プランが Google AI Plus に名称変更された」という1点だけです。
過去に「Gemini Advanced 月2,900円」と紹介されていた内容が、現在のどのプランに相当するのかは公式に明示されていないため、このページでは断定しません。
いま契約するなら、上の表の現行価格で判断してください。
ChatGPT・Claudeとの比較
他のAIツールと比べたとき、Geminiには構造的な違いがあります。
日本円で決まっているのはGeminiだけ
ClaudeやChatGPTは米ドル建てです。
Geminiは日本円で価格が設定されています。
この差は、円安が進むほど大きくなります。
| 為替レート | Claude Pro($20・消費税10%込み) | Google AI Pro | 差 |
|---|---|---|---|
| 1ドル=140円 | 3,080円 | 2,900円 (変わらない) | +180円 |
| 1ドル=150円 | 3,300円 | +400円 | |
| 1ドル=160円 | 3,520円 | +620円 | |
| 1ドル=170円 | 3,740円 | +840円 |
Geminiは国内決済のため、この手数料がかかりません。
用途による向き不向き
| やりたいこと | 向いているツール | 理由 |
|---|---|---|
| Gmail・ドキュメントの中で使う | Gemini | Googleアプリに統合されている |
| 動画・音楽を生成する | Gemini | Google FlowとLyriaが含まれる |
| ストレージも一緒に確保したい | Gemini | Google Oneと統合されている |
| 家族で分け合いたい | Gemini | 5人まで共有できる |
| 長文の読み書き・コーディング | Claude | Claude Codeが含まれる |
| 幅広い用途を1つで | ChatGPT | 周辺機能が多い |
それぞれの詳しい料金は、Claudeの料金プラン完全ガイドとChatGPTの料金にまとめています。
開発者向けのAPI料金
ここまでは個人向けのサブスクリプションの話です。
プログラムから呼び出すGemini APIは、まったく別の料金体系になります。
| 項目 | サブスクリプション | API |
|---|---|---|
| 課金の方式 | 月額固定 | 使った分だけの従量課金 |
| 単位 | 使用量の上限 | トークン数(入力・出力別) |
| 請求 | Google One | Google Cloud(別建て) |
| 向いている人 | アプリやブラウザから使う人 | 自分のサービスに組み込む人 |
逆に、APIの支払いを止めてもサブスクリプションの請求は続きます。
2つは完全に別の契約です。
Google AI ProとUltraには毎月$10〜$100のGoogle Cloudクレジットが付きますが、これはAPI利用料に充当できるクレジットであって、API利用が無制限になるわけではありません。
API料金はモデルごとに細かく分かれており、頻繁に改定されます。
金額はGoogle公式のドキュメントで、利用するモデルごとに確認してください。
用途別のおすすめ
| こんな人 | おすすめ | 月額 |
|---|---|---|
| 調べものと文章作成が中心 | 無料版 | 0円 |
| すでにGoogle One Standardを契約している | AI Plus 400GB | 725円(差額285円) |
| 写真や動画でストレージが足りない | AI Plus 2TB | 1,450円 |
| Gmail・ドキュメントで毎日使う | AI Pro | 2,900円 |
| 家族5人で分け合う | AI Pro | 1人580円 |
| 動画生成を業務で使う | AI Ultra 5x | 14,500円 |
| 生成量が本当に足りない | AI Ultra 20x | 32,000円 |
もうひとつの目安が「その機能を月に何回使うか」です。
動画生成を月に数本しか作らないなら、Ultraのクレジットは余ります。
逆にGmailやドキュメントを毎日使うなら、Proの2,900円は数日で元が取れる計算になります。
迷ったときの原則は「無料版で上限に当たるようになってから、Plusに上げる」です。
いきなりProやUltraを契約する必要はありません。
上のプランほど使用量あたりの単価が下がるのは、使い切った場合の話だからです。
始め方と使い方
GeminiはGoogleアカウントさえあれば、申し込みなしですぐ使えます。
有料プランを検討する前に、まず無料で触ってみてください。
無料で始める
- ブラウザで gemini.google.com にアクセスする
- Googleアカウントでログインする(すでにログイン済みならそのまま使えます)
- 下部の入力欄に質問や指示を入力する
スマートフォンでは、GeminiアプリをApp StoreまたはGoogle Playから入れて使います。
Androidでは、端末のアシスタントとしてGeminiを設定することもできます。
有料プランに上げる
- Gemini アプリの画面、または one.google.com を開く
- プランの一覧から、上げたいプランを選ぶ
- 支払い方法を登録して確定する
Google Playで使っているクレジットカードやキャリア決済がそのまま適用されます。
ClaudeやChatGPTのように海外の事業者へ直接支払う形ではないため、海外事務手数料はかかりません。
領収書はGoogleのお支払いセンター(pay.google.com)から取得できます。
有料にしたら最初に触るもの
プランを上げても、自動的に使い方が変わるわけではありません。
次の3つは、有料にして初めて使えるようになる(または大きく広がる)ものです。
| 機能 | 入口 | 何が変わるか |
|---|---|---|
| Gemini in Gmail・ドキュメント | Gmail・Googleドキュメントの画面内 | アプリを離れずにAIが使える |
| Gemini Notebook | notebooklm.google | ノートブック数とソース数の上限が拡大 |
| Google Flow(動画生成) | Google Flow | クレジットの範囲で動画を作れる |
お金を払ったのに無料版と同じ使い方をしている、という状態になりやすいのがGeminiです。
特にGmailやドキュメントとの連携は、意識して使わないと気づかないまま終わります。
解約と注意点
Google AIプランの解約は、Google Oneの管理画面から行います。
- one.google.com にアクセスするか、Google Oneアプリを開く
- 「設定」または「メンバーシップを管理」を選ぶ
- プランの解約(またはダウングレード)を選択する
解約して容量が下がると、保存しているデータが上限を超える状態になります。
この状態が続くと新しいファイルの保存やメールの受信ができなくなる可能性があります。
解約する前に、使用中の容量を確認してください。
AIプランからGoogle One Standard(200GB・440円)に下げるという選択肢もあります。
また解約しても、支払い済みの期間は使えます。
途中で解約しても日割りで返金されるわけではないため、期間の終わりまで使い切るのが合理的です。
よくある質問
- Geminiの有料プランはいくらですか?
- 2026年8月2日時点で、Google AI Plusが725円(400GB)または1,450円(2TB)、Google AI Proが2,900円、Google AI Ultraが14,500円(5x)または32,000円(20x)です。
いずれも日本円で設定されており、為替の影響を受けません。 - Ultraが2種類あるとはどういうことですか?
- 公式サイトの比較表を開くと、Ultra 5x(月14,500円・20TB)とUltra 20x(月32,000円・30TB)の2つが並んでいます。
トップのカードには「¥14,500〜」としか表示されないため、見落としやすくなっています。 - 無料版と有料版の違いは何ですか?
- 大きいのは3つです。
①使用量の上限(有料は2〜80倍)、②Gmail・GoogleドキュメントでGeminiが使えるか(無料版では使えません)、③動画・音楽の生成ができるか。
調べものと文章作成が中心なら、無料版でかなりのことができます。 - Google Oneを契約していますが、いくら追加で必要ですか?
- Google One Standard(200GB・440円)からAI Plus 400GB(725円)へ変更する場合、差額は285円です。
容量が2倍になったうえでAI機能が付きます。 - 家族で使えますか?
- 使えます。最大5人まで共有できます。
公式ヘルプは「Google AI Proプランのファミリープランのメンバーは、AIの特典と機能を追加料金なしで利用できる」と説明しています。
5人で割ると1人あたり580円です。 - 年払いはできますか?
- Google Oneの料金ページには年払いの切り替え(16%割引)がありますが、Google AIプランで年額が表示されるかは確認できませんでした。
申し込み画面で選択肢が出るかを確認してください。 - 会社のGoogleアカウントで契約できますか?
- できません。
公式FAQに「Google AI のプランにお申し込みいただけるのは、個人の Google アカウントのみです」と明記されています。
Google Workspaceを使っている場合は、Workspace側のGeminiアドオンという別の枠組みになります。 - Gemini Advancedはどこへ行きましたか?
- 「Gemini Advanced」はもともとプラン名ではなく、有料プランに含まれるサービスの呼び名でした。
現在はその呼び方が使われていません。
プラン側については、公式FAQに「Google AI プレミアム プランは、Google AI Plus に名称が変更されました」と記載されています。
ただし旧プランと現行プランの価格対応は公式に説明されていないため、当ページでは断定していません。 - ClaudeとGeminiはどちらが安いですか?
- 為替によります。
Claude Proは$20で、消費税10%込み・1ドル150円なら3,300円。Google AI Proは2,900円で固定です。
円安が進むほど差は開きます。
ただしClaudeにはClaude Codeが含まれるなど機能が異なるため、金額だけでは決められません。 - Geminiは1日に何回まで使えますか?
- 公式に具体的な回数は公表されていません。
示されているのは「無料版の2倍・4倍」といった相対的な倍率だけです。
回数を明記している記事もありますが、公式の裏付けは確認できませんでした。 - 学生向けの割引はありますか?
- 公式のプラン一覧には、学生向けの専用価格は掲載されていません。
時期によって学生向けのキャンペーンが実施されることがあるため、申し込み前に公式サイトの案内を確認してください。 - 3か月290円のあとはどうなりますか?
- 通常料金に戻ります。
AI Plus 400GBなら725円、2TBなら1,450円が請求されます。
自動で解約されるわけではないので、続けない場合は期間内に手続きしてください。 - 解約したらデータはどうなりますか?
- ファイルが消えるわけではありませんが、保存容量が下がると上限を超えた状態になります。
その状態では新しいファイルの保存やメールの受信ができなくなる可能性があります。
解約前に使用中の容量を確認してください。
プラン一覧=Google AI のプラン(Google One)/ストレージ料金=Google One プランと料金/Geminiの機能=Gemini サブスクリプション/YouTube Premium=YouTube Premium 公式。
使用量の「2倍・4倍」は公式の相対表記であり、1日あたりの具体的な回数は公表されていません。またUltraの倍率は公式では「Proの5倍/20倍」と表記されており、無料版基準(20倍/80倍)は比較のために当ページで換算した値です。回数を明記している記事もありますが、公式の裏付けは確認できませんでした。
ドル建ての特典(Google Home Premium・Google Cloudクレジット)は1ドル150円で換算した参考値です。実際の価値は為替と利用状況で変わります。
Google AIプランに年払いがあるか、無料トライアルの期間、表示価格が税込か税別かについては、公式ページで明示を確認できなかったため本ページでは断定していません。
3か月290円のキャンペーンは実施期間が限られます。申し込む前に必ず現在の表示価格をご確認ください。
当ページは毎月同じ基準で再調査し、確認日を明記して更新します。